モノ書きの「こまり」です。映画、舞台、音楽、ごはん、お酒、そのあたりのことを書いたり、描いたりしています。ときどき歌ったり、踊ったりもしています。
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一歩でちゃって

b0008883_19414695.jpg少年隊ミュージカルPLAYZONE2005『Twenty Years』。やっぱりね、観るとほんとうにいいなと思うんですよね少年隊。独特な雰囲気とリズムがあるというのかなあ。赤いスーツの3人とその後ろに居並ぶ錚々たるメンバー、彼らが揃って歌い踊る見事な絵面を前にすると、ああこれひとつのチームなんだ、ファミリーなんだな、と胸がぐっとつまるのです。みんな楽しそう。ジャニーさんはすごい。東京の青山劇場公演も残りわずか、ひと月のあいだにいろいろと変更が加わったり、アドリブが日に日に増えたりと、たいへんプレゾンらしい今年の『Twenty Years』。今日とにかく笑ったのは1幕の裁判のシーンでした。ここでは、原告であるカッちゃんが、いままでのプレゾンにおけるニッキとヒガシの「悪業」を訴えようとするも、逆に彼自身の失態を暴露されてしまうというやりとりがあります(実はこの裁判のシーンは劇中劇というか、いま作っている最中の2005年のプレゾンというか…そのあたりを説明するとたいへんわかりづらくなるので、ひとまず置いておきます)。ここでつい先日、DVD収録日にもかかわらずやってしまったカッちゃんの、最新とれたてNGが披露されました。ひとつはオープニングとラストを飾る今年のテーマ曲「ノンストップ」で、少年隊の3人が、せりあがった階段を舞台後方から一段ずつ下りて前へ進み出てくる場面。ニッキとヒガシは止まるべき段でピタッと止まっているのに、カッちゃんだけが止まれずにもう一歩出ちゃって、あわてて戻っています。加えてもうひとつは、「まいったネ今夜」前奏のカッコいいダンスで、ニッキとヒガシは左重心にピタッと決めているのに、カッちゃんだけがなぜか右に。さすが植草克秀、ある意味、期待を裏切らない男。少年隊3人の絶妙なトライアングルというのは、この20余年のあいだに、笑ったり泣いたり怒ったり許したり、そういういろんなものを乗り越えて、今の揺るぎない形に築きあげられたのだと思います。ステージそのものもそうだけど、彼らや周りの人たちのそういう生き方自体が、夢だったり希望だったりを与えてくれるんですよね。たぶん彼ら自身は「そんな大げさなこと考えてない、気づいたら20年だった」という言うに違いないんだけれども。例の「ノンストップ」がラストにもう一度繰り返されたとき、今度は少年隊が示し合わせて、「3人揃ってもう一歩出ちゃって戻った」瞬間の、あの笑顔。
毎夏のことだけどね。かなわないなあ、と思うのです。
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by komarius | 2005-08-02 23:55 | 舞台