モノ書きの「こまり」です。映画、舞台、音楽、ごはん、お酒、そのあたりのことを書いたり、描いたりしています。ときどき歌ったり、踊ったりもしています。
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たいせつなものは、目にみえない

テアトル・ミュージカル『星の王子さま』、待ちわびた再演。テグジュペリの小説を、白井晃さんがそのまんま「飛び出す絵本」に仕立ててくれたみたいな、静謐な舞台です。2年前の初演とキャストや歌がすこし変わりました。
宮崎あおいちゃんは、王子さまそのもの。あの「羊の絵を描いて!」とせがむときの子供の短気さとか、薔薇の花が自分の星以外にもあったことを知ってすっかり落ち込んでしまう風情とか、でもキツネに「たったひとつ」という概念を教えてもらってまた顔を輝かせるところとか、もう、そのものなんだよね。蛇役の森山開児さんは、普段も人間よりむしろ動物に近い感じのするスーパーダンサーなのですが、やっぱり蛇だったとっても(笑)。危険な親しみがあって、官能的。官能的といえば、安寿ミラさんの花の役づくりががとても「女性」だったので、花と王子の会話が「大人」に感じたなあ。これ、もしかしたら、王子さまは飛行士自身の姿だという白井さんのコンセプトを映しているのかもしれないな、と思いながら観ました。今年の飛行士は、2003年の『レ・ミゼラブル』におけるマイ・ベスト・マリウス、岡田皓輝さん。歌う飛行士。なんて飛行帽が似合うんだ。そして優しさ度天下一品。だけど不思議なことに、岡田さんの声をききながらふと、ああ2年前の保坂尚輝さんの歌わない飛行士も、それはそれで実によかったんだな、と改めて思いました。5月に『ナイン』の再演を観たときにもまったく同じ現象を体験した。再演でキャストがかわるというのは、新しい楽しみとともに、前の良さを再認識できることでもあるのだなあ、としみじみしました。

『星の王子さま』と関係ないけど、いま再放送をしている金八先生の3Bの生徒「のぶ太」くんは岡田さんに似てるな。あと、これも関係ないけど、あおいちゃんと藤原竜也くんの顔のパーツ配置は同じだ。
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by komarius | 2005-08-07 23:10 | 舞台