モノ書きの「こまり」です。映画、舞台、音楽、ごはん、お酒、そのあたりのことを書いたり、描いたりしています。ときどき歌ったり、踊ったりもしています。
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カレンダー・ガールズ

b0008883_18543411.jpg映画『カレンダー・ガールズ』。
イギリス、ヨークシャーの田舎町が舞台です。

平凡な毎日。
丘の上の太極拳もどきとか、
バザーでの出品コンテストとか、
ブロッコリーの育て方くらいしか話題のない婦人会に
あきあきしていた主婦たち。
ひとりの主婦・アン(ジュリー・ウォルターズ)の夫が
白血病で亡くなります。
お世話になった病院に、お返しにソファーを贈りたいという
アンの願いを聞いて、
親友・クリス(ヘレン・ミレン)は、
とんでもない資金集めを思いつきます。

毎年恒例の婦人会カレンダー作り、これをヌードカレンダーにすること。

しかもモデルは、この田舎町の主婦たち!

この女性版『フルモンティ』のような物語は、
1999年に実際に起こったできごとを元にしています。
一躍有名になった彼女たちは、ついにハリウッドに呼ばれるまでに。
ところが、だんだんひずみが生じていた彼女たちは
ついに感情を爆発させます。
注目されたがためにゴシップによって家庭が壊れかけているクリスと、
夫の追悼からどんどん離れて大きくなっていく話に疑問を覚えるアン。

「なによあなたなんか、世界中の白血病関係者の人生相談にでものっているつもり!」
「あなたの夫は生きてるのに、それを置いてハリウッドに来るなんて!」

ふたりの気持ちはとても痛いのに、
がらんとしたスタジオの裏でバスローブ姿で言い合っている絵は
なんだかおかしい。
厳しいのに笑える、それがブリティッシュスタイルです。

丘の上での太極拳もどきの場面はとても素敵です。
やってるそばから
「ねえ、終わったらポテト食べない?」「食べよう!」みたいな
ダメさ加減がとっても愛しいおばちゃんたち。
撮影秘話を読んだら、イギリスのシーンは、
柔らかさを出すためにカメラにストッキングをかぶせて撮ったそうです。
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by komarius | 2005-07-31 23:40 | 映画

オビ・ワン

小学生のころ、プールのへりのところで
「オビ・ワン!」「ケノビ~」といいながら
蹴伸びを繰り返したことがありますか。
私は、あります。
そんな『スター・ウォーズ』の完結編、ついに観ました。
感無量。

実をいうと、観にいくまではなぜかちょっと
めんどくさいという気持ちがあったのです。
未来であろうと過去であろうと基本的にドンパチが苦手なのと、
テレビや雑誌であまりに「アナキンが」「ベイダーが」といわれるので
辟易してしまった。

「『スターウォーズ』の主役はダースベイダーであり、初期3作は前振りにすぎない」

とまで評している声も聞きます。

なんですかそれは。
たしかに6作を並べたときに物語を貫いているのは
ダースベイダーの生きざまだったのは事実だけれども、
その息子であるルークが、
ダメダメな自分と戦いながらどんなに一緒懸命に頑張っていたのか、
あの涙ぐましい姿を忘れたのか皆の衆!

私は『スター・ウォーズ』は
「父を乗り越え、みずからの運命を切り開いた平凡な青年ルークの物語」
だと確信しています。

しかし、ともかく。

映画館の客席で、イントロが鳴り響いたとたん
飛び上がってしまったわけです。
あそこで既に泣いているのは間違いなく30代以上。
優れた能力を持つ若者が、おさえつけられその力を持てあます。
そのフラストレーションや怒り、
一方で抱える寂しさや弱さに悪い大人がつけこんだことによって、
若者は堕ちていきます。
オビ・ワン役のユアン・マクレガー(あまりの髭密集度で一瞬誰だかわからない)は、
あまり運動が得意そうでないところがいい。
足を斬られ、顔を焼かれたアナキン(ヘイデン・クリスチャンセン)の
気息奄々の場面からベイダー誕生までのくだりは
あまりに壮絶で、胸がつまりました。

ラストで双子がそれぞれの親の手に渡ったとき、
「ああ、つながった…」と思わずため息。

スピルバーグ監督、ありがとう。

ちなみに、今回もっとも驚愕したのは、
またしても嬉々としてぶっとばされていたクリストファー・リー翁の
おそるべき体力。
なんでそんなにパワフルなんだ、じいちゃん…。
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by komarius | 2005-07-30 23:12 | 映画

山内圭哉への長い道のり(5)

うさんくさいおかっぱ頭に黒ぶち眼鏡のスーツ姿。
挙動不審な動きで、怪しげな関西弁のひとりごとを
ぶつぶつとつぶやく
食器用洗剤の営業部所属の橋本けんじくん
(くん、まででフルネーム)。

危ない。
台詞というより、存在感が危ない。
心の中で、橋本左内の姿を思い返してみました。
ただでいいよ、と歳三がくれた石田散薬をすまなそうに両手で抱え、
「ほんとうは、怪我なぞしたくはないのですが」。
…同じ橋本でもこの違い!

しかしです。剣を抜いた瞬間。
というか正しいプロセスは、
眼鏡をはずし、鬘を投げ捨てて、剣を抜いた瞬間。
橋本けんじくんは豹変しました。
関西弁はそのままにぐっとトーンが低くなり、
鋭い目つきで相手を見据えるけんじくん。
坊主頭です。
しかし後頭部、首筋のすぐ上あたりにちょっとだけ髪の毛があります。
なるほどモヒカンでした。
ちなみにあご髭もあります。
腰の座ったすばやい動きと、豪快な軌跡を描いて火花を散らす剣先。
思わずうなった。格好いい!
そう、けんじくんの真の姿は姫をお守りするすご腕の剣士。
そこには紛れもなく、みずからを信じて幕末を駆け抜け、
そして散っていった橋本左内が内在していたのです。

そして戦い終えて剣を鞘におさめ鬘をかぶり直した途端、
ふたたび危ないサラリーマンに戻るけんじくん。
このボケなのかつっこみなのかわからない
珍妙かつ的確なリズム感、
それは今思えば左内が日本国存亡の熱弁をふるっている最中に
勇の父(田中邦衛)が柱の陰から手招きしているのに気づいた瞬間の
見事な“二度見”そのものではないですか。

アクションあり、スペクタクルあり、ファンタジーあり。
久しぶりに観た富田靖子ちゃんはあいかわらずかわいらしく、
佐藤康恵ちゃんの手足はあっけにとられるほどに長く、
腹筋膳之助さんの一人芝居は長く懐かしく、
なぜかカーテンコールで感極まってしまったユースケさんにつられて
ちょっと涙したりもして、幕。
十分すぎる、初めての生・初山内圭哉デーでした。

ちなみに、家に帰ってパンフレットを開いてみたところ、
山内圭哉ページには、
幼稚園の庭らしきところで、なんともいえない濃い顔で
こちらに視線を向けている橋本けんじくんが映っていました。
なに、子役から活躍。バンドマン。そうなのか。
そしてスタッフ一覧のページを見てみると、舞台音楽担当とある。
さらには、このパンフレットのなかでもかなり笑えた企画、
出演者それぞれの特質を端的に表した
「パワーグラフ」の監修も後藤さんとともに担っているらしい。


…深い。深すぎる、山内圭哉。

(おわり)
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by komarius | 2005-07-29 17:21 | 舞台

山内圭哉への長い道のり(4)

『姫が愛したダニ小僧』
後藤ひろひとさん率いる劇団Piperの、
1998年の旗揚げ作品。
初演時のタイトルはその名のとおり『Piper』、
それが今回『姫が愛したダニ小僧』として
リメイク上演されることになったのだそうです。

天王洲に向かうモノレールのなかで、私は
2年前に帝国劇場に向かっていたときと同じように緊張していました。
早く出かけすぎて妙に時間が余ってしまい、
その空白に耐えかねてロビーで一杯。
1ベル、2ベル。
バグパイプのアイリッシュなメロディが流れるなか、落ちていく客電。
いよいよ開演です。

廃墟ビルで暮らす謎の男(後藤ひろひと)は、
自分の住む階から飛び降りようとしているサラリーマン(ラサール石井)を
みつけます。
飛び降りるなら、どうにかして他のビルからにしてほしいと頼む男。
しかしサラリーマンは、
さえない人生に、生まれたこの街この場所で終止符を打ちたいんだ
といってききません。

一方、亡くなった祖母の遺品を引き取りに
老人ホームを訪れた祐一(ユースケ・サンタマリア)とエリ(佐藤康恵)は、
不思議な老婆(富田靖子)と出会いました。
老婆はみずからを「すみれ姫」と名乗り、
祐一を「船長」、エリを「洗濯女」と呼んで再会を喜びます。
あまりにひどいホームの待遇を見かねて
彼女を“誘拐”したふたりではありましたが、
もちろん「船長」だった覚えも「洗濯女」だった覚えもなく、
彼女の話は老人の妄想としか思えません。

このふたつの物語が並行して進んでいきます。
謎の男と話しているうちにだんだんと死ぬ気がなくなってくるサラリーマン。
そして、その昔恋をした笛吹きの「ダニ小僧」を探すため、
かつての仲間探しに燃えるすみれ姫のペースに
完全に巻き込まれる祐一とエリ。
まずは森の中で甲冑姿の騎士・城一郎(高杉亘)をみつけると、
次の捜索ターゲットはサラリーマン剣士・橋本けんじくん。

…「橋本」?

と思った矢先、舞台の左奥から、

「○×□△※%、○×□△※%、○×□△※%…」

ここには書けない台詞を繰り返しつぶやきながら
橋本けんじくん登場。
彼こそまさに、山内圭哉その人だったのです。

(つづく)
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by komarius | 2005-07-28 17:07 | 舞台

山内圭哉への長い道のり(3)

しかし、この手のすれ違いは前にも覚えがあるぞ。
そう考えて思いあったったのは、
ミュージカル『レ・ミゼラブル』でした。

1987年、日本キャスト初演のチケットを急な用事でふいにして以来、
そののち何度再演がかかっても、
本拠地のロンドンを訪ねたときですら、
ありとあらゆる理由でみごとに見損ない続けたミュージカル大作です。
縁がないとはまさにこういうことなんだ、
というか最初のアンラッキーが祟り続けているとしか思えない、と
諦めたり感心したりしていたのですが、
そのジンクスもとうとう破られる日がやってきました。
2003年7月、帝国劇場。
いくつかの改訂をほどこし、若い役者も大勢加わって幕をあけた
新しい『レ・ミゼラブル』です。
ずっと観られなかったものをついに観てしまったら、
なにかが変わってしまうのではなかろうか。
有楽町へ向かう地下鉄の中でも、客席についてからも、
なんだかちょっと怖いような気持ちで緊張していたのを覚えています。
そして開演。
半端な衝撃ではありませんでした。
幕開けのオーケストラ、♪ジャッジャ~ン、パッパパ~、に
全身鳥肌がたち、
囚人たちの苦渋の吐露に胸がつまります。
そして登場した別所バルジャンと岡ジャベール。
この時点で既に号泣です(迷惑)。
ああ、これが自分にとっての「レミゼ元年」なんだ…。
鹿賀さんと滝田さんのバッテリーをこの目で観ていないことは確かに悔やまれます。
リアルタイムの舞台で歌穂ちゃんの「オン・マイ・オウン」や
ヒロリンの「夢破れて」を聴いていないのも取り返しのつかないことです。
けれども、もしそれを体験していたら、
あの2003年夏にあれだけの感動を味わうことはできなかったと思うのです。

なんだか話がどんどんずれて、
しかも大きくなっているような気もしますが、
ともかくこの「レミゼ元年」のために最初のすれ違いがあったように
きっといつか来る「山内圭哉元年」のために
『天才脚本家』を見逃したのだ。
私は、勝手に確信しました。
あせることはない。その機会を待とう。
しかしながら、次こそは見逃さないよう、
これからチラシはもっと用心深くチェックしよう。

それからおよそ1年。
その日は、ついにやってきたのでした。

(つづく)
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by komarius | 2005-07-27 23:54 | 舞台

山内圭哉への長い道のり(2)

怪優。

…わからない。
この端正な侍のどこがモヒカン。
いや100歩譲って、というかむしろモヒカンと髷には
剃り込むという点でかなりの共通点があるとしてもだ。
折りよく薬の行商の途中で試衛館に立ち寄った土方歳三(山本耕史)に
「(石田散薬は)おいくらですか」と折り目正しく尋ねたこの声で
どうやって放送禁止用語連発。

混乱してきたので、
これ以上深く知るのはまたにしようと決め、
そのときはそれで調査を打ち切ったのですが、
それから数ヵ月後、昔の舞台チラシを整理していたところ、
こんどは思いがけない1枚をみつけたのでした。

G2プロデュース『天才脚本家』(2001年)。
G2さんの演出作品にはほとんどはずれがないので、
これもぜひ観てみたいと思ってチケットを買ったにもかかわらず、
あろうことか日付けを間違えて見損なった
たいへん悲しい思い出の一作でした。
このチラシが、半券が切り離されないままの哀愁をたたえたチケットとともに
「残念ファイル」のなかに保存されていたのですが、
出演者名のなかにあったのです、
山内圭哉の4文字が。
なんということでしょう。
もしも無事にこの舞台を観にいっていれば、
もう3年も前に彼を観ることができたわけです。
どんな役だったんだろう。
やはりモヒカンで放送禁止だったのか。

軽いショック状態のまま「残念ファイル」をめくっていった私は
さらに驚愕しました。
出てくる出てくる、山内圭哉。
『ダブリンの鐘つきカビ人間』『みつばち』『しかたがない穴』…
どれも、チケットを手に入れるまでにも至らなかった、
観たくても観られなかった作品ばかり。
なんということでしょう。
もしも無事にこの舞台をすべて観にいっていれば、
もう山内圭哉は、観客として「知っている」といっていい役者に
なっているはずだったのです。

(つづく)
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by komarius | 2005-07-26 23:40 | 舞台

山内圭哉への長い道のり(1)

近藤勇(香取慎吾)は、市中でたまたま顔をあわせた
坂本龍馬(江口洋介)と橋本左内(山内圭哉)を
自分の家、市ケ谷の試衛館に招きます。
龍馬はいわずもがな、水戸藩出身の橋本もまた
幕府の内情にも通じた精鋭の若き侍。
しかし対する勇のほうは、気持ちばかりは大きくても
いまだ小さな道場の跡取りに過ぎません。
ふたりの客人を前に、
少しでもいいところをみせたい、同等に話をしたい…
そこへなだれこんできたのは
コマの勝負に負けて顔に墨を塗られた源さん(小林隆)と
その源さんになおも追い打ちをかけようとする沖田総司(藤原竜也)でした。
危機迫る日本の将来と、まるで子供の遊び場のような田舎道場。
そのギャップにがっくりと肩を落とす勇の傍らで橋本が、
なおもはしゃぎまわる総司と源さんを眺めながらつぶやきます。

「若さとは、いいものですね」


昨年のNHK大河ドラマ『新選組!』のひとコマです。
これをうけた勇の
「あっちの人(源さん)はちっとも若くないんですけどね!」
という苦しそうな台詞もたいがいおかしかったのですが、
橋本のひとこと、勇の気持ちを察したかのような素朴で優しい感想が
静かに胸を打った。

この場面が、役者・山内圭哉(やまうち・たかや)との出会いでした。
誠実そうな佇まい、浮わつかない台詞まわし。
座るときにさりげなく腰のものを抜きはずすしぐさも決まっています。
くっきり通った立派な鼻筋といい、大きく意志的な瞳といい、
たった1回きりの出演だったにもかかわらず
その印象は鮮やかでした。
おそらく、文学座とか青年座とか、そういうたぐいの劇団で
きっちりと基礎を積んだ役者さんに違いない。
どこかの舞台でもういちど観てみたい。
ちょっと調べてみよう。
パソコンに向かった私は、その検索の結果判明した事実に
がく然としたのです。

劇団Piper所属の山内圭哉は、
奇天烈なモヒカンカットで放送禁止用語を連発する、
関西系の怪優である。


(つづく)
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by komarius | 2005-07-25 23:55 | 舞台

オ・レ!

今年の少年隊ミュージカルのなかに、
かの「マツケンサンバ」をリスペクトしたナンバー、
「ニシキオルンバ」があります。

今日はカッちゃんの誕生日だったため、
カーテンコールで「ウエクサンバ」を踊ったとか踊らなかったとか。
その後「ヒガシヤマンボ」を振られたヒガシくんは
必死で固辞したとかしなかったとか。

踊りたいくせに…
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by komarius | 2005-07-24 23:53 | 舞台

震度5!

夕方4時30分すぎ、関東地方に震度5弱の揺れ。

結構、いやかなり怖かった…。
できたことといえば、
反射的に「とまれ、これ以上大きくなるな!」と念じることと、
台所の食器棚を押さえることだけでした。
しかし、家族3人で同じ食器棚を押さえても
しかたがないと思うのだが。
情けない。

昼間、覚醒しているときでこうなんだから、
夜寝ているときに大きな地震がきたら、
やはり相当パニックになってしまうだろうなあと思う。
新潟の人には、こんなのが余震扱いで毎日毎日きていたんだよなあ。
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by komarius | 2005-07-23 19:32 | 暮らし

プロデューサーズ

b0008883_1857235.jpg東京厚生年金会館にて、来日ミュージカル『プロデューサーズ』。

こりゃすごい。
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by komarius | 2005-07-22 23:00 | 舞台