モノ書きの「こまり」です。映画、舞台、音楽、ごはん、お酒、そのあたりのことを書いたり、描いたりしています。ときどき歌ったり、踊ったりもしています。
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八月納涼歌舞伎(二部)高麗蔵さん粋だねえ

つづいて第二部。
伊勢音頭恋寝刃』。

三津五郎さんの福岡貢。
三津五郎さんが出ていたら絶対におもしろいのです。
ちょっと暗い役だなあという気もしたんだけど、
それは最近みたお役があまりにはっちゃけていたからだと思われる。

しかし日本刀の妖力っていうのはこわいものです。
貢をいびる勘三郎さんの万野の憎たらしさと、
弥十郎さんのお鹿のかわいさ。
お鹿…でかいよ(笑)。
文箱っていいなあ。
手紙というものは、壁につるしたり机の上にたてておくものじゃなくて、
やっぱり箱のなかに大事にしまっておくべきものなのかも。

次に染五郎さんと孝太郎さんの舞踊『蝶の道行』。
死んだ恋人どうしが蝶になって、
現世から死後の世界、煉獄へと踊りついでいくもの。
なんか装置とか蝶とかが蛍光色だ…。
染五郎さんと孝太郎さんの組み合わせって好きだけど、
このふたりだとなんとなく、
踊りじゃなくて台詞をたくさん聞きたくなります。

最後は『京人形』。
橋之助さんの左甚五郎がひいきの大夫の人形を作ったら、
その人形が動き出して一緒に踊る。
人形・扇雀さんの動きがカワイイ!
しかしあれだけのものを着てあれだけの激しい動きっていうのは、
悔しいけど女性には無理だなあ。
そしてはっしー橋之助さんは今月、とっても生き生きしている。
好きだったのは甚五郎の奥さん役の高麗蔵さん。器量よし。
遊び心もわかっていて、旦那の人形ごっこにちゃんと乗ってあげます。
甚五郎って結局この人の手のひらの上にいるんだな、
という感じがして素敵だったです。
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by komarius | 2005-08-11 23:00 | 舞台

八月納涼歌舞伎(一部)狐、あっぱれ!

はじまりました、八月納涼歌舞伎。歌舞伎は、昼の部と夜の部の2回公演がふつうなのですが、夏は一部、二部、三部の3回公演。ひとつひとつの公演の長さは短くなるけど、演目はぎっしり、まさに夏という感じです。去年、朝から夜まで通しで観て自分の体力のなさを思い知ったので(笑)、今年は3日に分けて、ひとつひとつを堪能することにしました。
まずは一部。『金閣寺』。福助さんの雪姫がきれい。ものすごい大盤振るまいの桜の花びらが散るなか、後ろ手に縛られた雪姫が、地面に2匹のねずみを描きます。この雪姫は、雪舟の孫なんですね。だから、おじいちゃん譲りの画力でねずみを描いた。2匹はみごと三次元化して、雪姫の縄を食いちぎってくれました。木登り染五郎さんかっこいい。歌舞伎の装置ってすごいなあ。つぎに『橋弁慶』。有名な、牛若丸と弁慶の五条大橋の場面です。弁慶の獅童さん。あれだけの役者力を持っていながらなぜか本拠地だと妙にもじもじしてしまう(外弁慶?違うか…)彼ですが、今月はなかなか。なぎなたをぶんまわしながらかなりご自分の足を斬っていたけれども、やっぱり華がありますね。牛若丸の七之助くんはさすがに綺麗。涼しい顔ですとんと橋の欄干にとびのります。で、ものすごかったのが勘太郎ちゃんの『雨乞狐』。子狐、雨乞い巫女、座頭、小野東風、狐のお嫁さん、まったくタイプの違う踊りをひとり五変化でみせていく贅沢な演目です。これは10年以上前にお父さんが初演したもので、そのときは嫁入り道中のちょうちん役だったんだよね。そのときの映像をテレビで観たことがあるんだけれども、今回のちょうちん、鶴松くんが出てきたとき、なんだかそのときの小さかった勘太郎ちゃんがタイムスリップして出てきたみたいでぐっときました。ワイルドな巫女さんも、おもしろ座頭も、端正な東風も、コケティッシュな嫁さんも、どれもよかったんだけど、圧巻はやっぱり小狐。すっぽんから鳥居の上まで飛びあがった(イメージ)。花道をはけていくスピードは人間にあらず。若干23歳、とんでもない人だ。
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by komarius | 2005-08-10 23:57 | 舞台

一攫千金

おおまりとランチ。なんとまあいかした誕生日プレゼントをくれたです。ありがとうおおまりどん。1億円当たるかなあ。当たったらベルギービール飲みまくりツアーに行こう!
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by komarius | 2005-08-09 23:26

そうめんの季節

b0008883_19295251.jpgつるつるっと、美味しいですねえおそうめん。温かくして「にゅうめん」として食べるのも好きだけど、夏はやっぱりこれだな。
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by komarius | 2005-08-08 22:24

たいせつなものは、目にみえない

テアトル・ミュージカル『星の王子さま』、待ちわびた再演。テグジュペリの小説を、白井晃さんがそのまんま「飛び出す絵本」に仕立ててくれたみたいな、静謐な舞台です。2年前の初演とキャストや歌がすこし変わりました。
宮崎あおいちゃんは、王子さまそのもの。あの「羊の絵を描いて!」とせがむときの子供の短気さとか、薔薇の花が自分の星以外にもあったことを知ってすっかり落ち込んでしまう風情とか、でもキツネに「たったひとつ」という概念を教えてもらってまた顔を輝かせるところとか、もう、そのものなんだよね。蛇役の森山開児さんは、普段も人間よりむしろ動物に近い感じのするスーパーダンサーなのですが、やっぱり蛇だったとっても(笑)。危険な親しみがあって、官能的。官能的といえば、安寿ミラさんの花の役づくりががとても「女性」だったので、花と王子の会話が「大人」に感じたなあ。これ、もしかしたら、王子さまは飛行士自身の姿だという白井さんのコンセプトを映しているのかもしれないな、と思いながら観ました。今年の飛行士は、2003年の『レ・ミゼラブル』におけるマイ・ベスト・マリウス、岡田皓輝さん。歌う飛行士。なんて飛行帽が似合うんだ。そして優しさ度天下一品。だけど不思議なことに、岡田さんの声をききながらふと、ああ2年前の保坂尚輝さんの歌わない飛行士も、それはそれで実によかったんだな、と改めて思いました。5月に『ナイン』の再演を観たときにもまったく同じ現象を体験した。再演でキャストがかわるというのは、新しい楽しみとともに、前の良さを再認識できることでもあるのだなあ、としみじみしました。

『星の王子さま』と関係ないけど、いま再放送をしている金八先生の3Bの生徒「のぶ太」くんは岡田さんに似てるな。あと、これも関係ないけど、あおいちゃんと藤原竜也くんの顔のパーツ配置は同じだ。
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by komarius | 2005-08-07 23:10 | 舞台

ひめゆり

ミュージカル座の『ひめゆり』を観にいきました。前回観たのはおととしの2月だったのだけど、やはり夏というこの時期に観るとよりいっそう感じるものがあります。ひめゆり部隊のひとり、キミ役は島田歌穂ちゃん。闘病中の本田美奈子さんのピンチヒッター。年令もなにもかも超越してしまう歌穂ちゃんの歌声は、生きぬくりりしさとして物語の芯を貫いていました。生徒たちを一生懸命励まし道を示した若い婦長役、土居裕子さんはとても透明で強い。戸井勝海さん演じる日本兵・檜山は、南方での自分の非情な行いを悔います。彼のように、まだ戦争が続いているなかでそのことに気づけた人は、きっと少なかったと思う。トゥイさん…いいなあ。ひとつひとつの思いが深い。今拓哉さんの鬼軍曹は、洞くつでの、正視できないあの行為がとても「さりげなく」て、かえってとても恐ろしかった。きっと今さんのことだから、たくさん、たくさん考えたに違いない。そしていろんな痛みを身近に感じながら舞台に立っていたことでしょう。
まだ10代の、ごくふつうの女の子たち。ほんとうは家族と一緒にいたい、友達と一緒に勉強したり遊んだりしたい彼女たちが、勇気をふりしぼって「お国のため」と歌う姿はとても美しくもあり、恐ろしくもあります。自分の命をかけて人を助けようとした60年前の沖縄の少女たちと、武器を身にまとって死ぬのを厭わない2005年のテロリストの少年たち。行為はまったくの対極なのに、国同士の争いに巻き込まれているという立場と思いのまっすぐさだけを考えたらそれほど違わないかもしれない、などとうっかり思ってしまうからです。
今朝、広島の広場からの中継にあった「誰を恨むということではなく、もう二度と同じつらさや哀しさを繰り返さないために」という言葉が重かったな。
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by komarius | 2005-08-06 23:08 | 舞台

おつまみ

b0008883_19341454.jpgビールと一緒になにかおつまみをと思っても、めんどうくさがりなのでいつもぜいぜい枝豆を茹でるくらいしかしないのですが、今日はたらこが安かったので、もうひとがんばりしてみました。まずとりのささみを、まんなかに少し生が残るくらいに湯通しして氷水であら熱をとり、そぎ切りにします。それを、包丁で叩いておいたたらことよく和えて、大葉の千切りを乗せたらもう完成。簡単で美味しいです。仕事がはやくひけた日は、夕日をみながらベランダで一杯。幸せですねえ。
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by komarius | 2005-08-05 23:12

フットボール

b0008883_19385725.jpgディランとダニエラが明日イギリスに帰ってしまうので、一緒にごはんを食べました。ディランのママと私がいとこなのですが、ディランと私は…はとこになるのかな、そのへんよくわからないんだけれども。ともかく、赤ちゃんの頃に会ったきりで20年ぶり。あんなにちっちゃかったのが、すっかりジョン・キューザックのような、優しい大人になっていた。でも「イギリスでは“サッカー”でなく“フットボール”」を力説する姿はまだまだ子供。ガールフレンドのダニエラはブロンド美人、おおらかでとても魅力的な女の子でした。短い滞在期間のあいだに京都や広島まで行ったというので、暑かったからさぞや疲れただろうと思ったら、ぜんぜん平気らしい。若いって素晴らしいなあ。ぜひまた遊びにきてね。あなたのママの国は、桜も紅葉もとってもきれいです。
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by komarius | 2005-08-04 23:09

バナナで釘が…

b0008883_19402447.jpg映画『皇帝ペンギン』を観にいきました。地球には想像もつかないほど我慢づよい生き物がいるんだ、ということに衝撃を受けた。バナナで釘どころじゃない、マイナス40度のブリザードのなかでなにも食べず立ったまま3ヶ月、ということがまずどうやっても想像できない。もう暑いとか寒いとかいうレベルで生きてないんですよね。毎年、ほぼ同じ日にペンギンたちは海からあがってきます。不思議。そして、生まれ故郷の岩場まで延々と、何日も行進していきます。ようやくたどりつくと、冬のあいだのロマンチックかつ壮絶な子育てに突入。卵を足の上で温めるのは、マイナス40度の世界では、ちょっとでも氷のうえに置いておいたら卵が死んでしまうからなのだそうです。おかあさんからおとうさんにバトンタッチするときも、足の上から足の上へ。なんせあのペンギンスタイルなので手が使えないため、足とくちばしでもう必死。見た目にはユーモラスだけど、手に汗にぎる場面でした。そうやってようやく卵からかえったヒナはグレーと白のぽやぽやで、強烈にカワイイ。でも春になれば、そのぽやぽやたちも親から離れて海へでていく。うーん。本能とか野性とかいってしまえばそれまでだけど、すごすぎる。しかしこれ、よく撮ったなあ。ちなみにBGMのセレクトは、ここでなぜこの曲…という感じで、とてもフレンチテイストでした。
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by komarius | 2005-08-03 11:13 | 映画

一歩でちゃって

b0008883_19414695.jpg少年隊ミュージカルPLAYZONE2005『Twenty Years』。やっぱりね、観るとほんとうにいいなと思うんですよね少年隊。独特な雰囲気とリズムがあるというのかなあ。赤いスーツの3人とその後ろに居並ぶ錚々たるメンバー、彼らが揃って歌い踊る見事な絵面を前にすると、ああこれひとつのチームなんだ、ファミリーなんだな、と胸がぐっとつまるのです。みんな楽しそう。ジャニーさんはすごい。東京の青山劇場公演も残りわずか、ひと月のあいだにいろいろと変更が加わったり、アドリブが日に日に増えたりと、たいへんプレゾンらしい今年の『Twenty Years』。今日とにかく笑ったのは1幕の裁判のシーンでした。ここでは、原告であるカッちゃんが、いままでのプレゾンにおけるニッキとヒガシの「悪業」を訴えようとするも、逆に彼自身の失態を暴露されてしまうというやりとりがあります(実はこの裁判のシーンは劇中劇というか、いま作っている最中の2005年のプレゾンというか…そのあたりを説明するとたいへんわかりづらくなるので、ひとまず置いておきます)。ここでつい先日、DVD収録日にもかかわらずやってしまったカッちゃんの、最新とれたてNGが披露されました。ひとつはオープニングとラストを飾る今年のテーマ曲「ノンストップ」で、少年隊の3人が、せりあがった階段を舞台後方から一段ずつ下りて前へ進み出てくる場面。ニッキとヒガシは止まるべき段でピタッと止まっているのに、カッちゃんだけが止まれずにもう一歩出ちゃって、あわてて戻っています。加えてもうひとつは、「まいったネ今夜」前奏のカッコいいダンスで、ニッキとヒガシは左重心にピタッと決めているのに、カッちゃんだけがなぜか右に。さすが植草克秀、ある意味、期待を裏切らない男。少年隊3人の絶妙なトライアングルというのは、この20余年のあいだに、笑ったり泣いたり怒ったり許したり、そういういろんなものを乗り越えて、今の揺るぎない形に築きあげられたのだと思います。ステージそのものもそうだけど、彼らや周りの人たちのそういう生き方自体が、夢だったり希望だったりを与えてくれるんですよね。たぶん彼ら自身は「そんな大げさなこと考えてない、気づいたら20年だった」という言うに違いないんだけれども。例の「ノンストップ」がラストにもう一度繰り返されたとき、今度は少年隊が示し合わせて、「3人揃ってもう一歩出ちゃって戻った」瞬間の、あの笑顔。
毎夏のことだけどね。かなわないなあ、と思うのです。
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by komarius | 2005-08-02 23:55 | 舞台